こんにちは!
GUMMA高崎店の上村です。
9月になり、秋を感じられる日もありますが、まだまだ日中は暑いですね。
体調管理に気を付けながらトレーニングしましょう!
前回は肩甲骨について書きました。今回もまたまた骨シリーズで『背骨』について書いていこうと思います!
はじめに
人間の背骨は、5つの「椎」により構成されています。上から頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨という順です。
この背骨は、前後に緩やかなカーブを描いており、立っている時や座っている時に上体の重さを支える他、前後左右に上体を曲げたり伸ばしたりといった動作を可能にしています。また歩く時に起こる上下運動の衝撃を吸収し、脳にその衝撃を与えないようにする働きも持っています。つまり背骨の重要な働きとしては、『体重を支える働き』と『身体への衝撃を吸収する』という2つの働きがあります。
ところが、普段の生活において、長時間前かがみの姿勢をとっていると、背骨の重心がずれてしまい、腰や肩の筋肉に悪影響を及ぼし、腰痛や肩こりの原因となってしまうようです。
パソコンやスマホの使用によって、前かがみや斜めに座っていると、それは背骨を本来あるべきカーブ以上に曲げることになり、その負担は背骨だけでなく、骨盤や胸骨そして筋肉にかかり、ひどい場合「椎間板ヘルニア」にまでなってしまいます。
背骨は身体の中心にあり、頭蓋骨、胸骨、骨盤と直接つながっている非常に重要な骨なのです。
3つ目の背骨の重要な仕事
背骨が持つ3つ目の重要な働きは、脊髄を収めているということです。
脊髄とは、大脳からの指令を身体の各部に伝えるとともに、外界からの情報を脳に伝達して、とっさの危機を回避する反射運動を起こさせる神経線維の束です。つまり、脊髄は、脳と全身を結ぶ神経の連絡路なのです。だから万が一、脊髄を傷つけたりすると、その箇所より下の身体に脳の指令が届かなくなり、麻痺状態となってしまいます。
しかし背骨と骨髄には3層の膜しかなく、背骨を損傷するほどの衝撃を受けた場合、即脊髄にまで影響が及びます。
また背骨は、私たちの体に欠かすことの出来ない血液をつくる大切な骨髄を持っています。
まとめ
現代人の多くは背骨のゆがみによって、からだのさまざまな不調和に悩まされています。
背骨のゆがみを整え、その人に本来備わっていたしなやかな背骨、しなやかな筋肉を取り戻すために「背骨のゆがみを正す」ことを心掛けましょう。
「背骨のゆがみを正す」とは、肩甲骨周辺や骨盤周辺の筋肉を元の位置に戻すことです。
からだ全体の筋肉のバランスを取り戻し、本来のからだの状態に戻すことで、からだの不調和を整え、美しい姿勢を手に入れ、さらには運動パフォーマンスを向上させることが期待できます
●スマホの使い過ぎで肩こりや頭痛がつらい、現代人に多い「スマホ首」
同じ姿勢や傾いた姿勢を続けていると、背骨の周囲の筋肉の釣り合いがアンバランスになり、背骨にゆがみが生じます。最近では「スマホ首」といって、目も顔も動かさずにスマホを凝視する姿勢を長時間続けることで、首こり、肩こり、頭痛などに悩まされる人が急増しています。
● 姿勢や体形がくずれてきた。おなか周りが気になる。印象ダウンをまねく「猫背」
背骨のゆがみや筋肉のアンバランスさはどんどん蓄積されていき、姿勢や体型のくずれが生じたり、筋肉のハリを感じるようになります。痛みは自覚できますが、猫背は自覚しにくい上、おなか周りのポッコリの原因にもなります。さらに「老けて見える」「不健康そう」など、その人の印象にマイナスの影響を及ぼすこともあります。
● 運動パフォーマンスが低下してきた「筋肉の痛み」
同じ動作を繰り返し行う方は、背骨に無意識のうちにねじれを伴ったゆがみが生じます。そうなると常に一定方向の力が伝わってしまうため、次第に張りが強くなり、やがて慢性的かつ局所的な痛みが生じる場合があります。左右の筋肉のバランスを高め、100%のパフォーマンスを発揮するためには、筋肉の無駄な緊張をなくすことが重要です。
最後に、ピラティス創始者ジョセフ・ピラティス氏の言葉で「あなたが30歳でも背骨が硬ければ歳を取っている。あなたが60歳でも背骨が柔らかければまだ若い。」という名言があります
「背骨の柔軟性」を意識し若々しい身体を手に入れたいですね
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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